「Quloud（キュラウド）」は、国内外の主要な第一原理計算ソフト（RSDFT、OpenMX、Quantum ESPRESSO）および古典分子動力学法ソフト（LAMMPS）を組み込んだ、操作性と利便性を兼ね備えたクラウド型の材料計算サービスで、初心者から専門家まで幅広い方々にご利用いただけます。

Quloudセミナーは、材料計算ソフトウェアにご興味があり、その利用を検討されている方々を対象に、Quloudを用いたさまざまなデモンストレーションを通じて材料計算の基本を学んでいただけるセミナーです。

本セミナーは前回の「Quloudセミナー - 機械学習MD入門編 - 」の続編ですが、前回のセミナーと内容は独立していますので、前回参加された方も初めての方もご参加いただけます。

今回のQuloudセミナーでは、今秋に予定されているQuloudのバージョンアップで搭載される「機械学習MDの新機能」に焦点をあて、機械学習MDを用いた電池に関する計算のデモンストレーションを行います。また、すでにQuloudに実装済みの、汎用機械学習MDポテンシャルを用いた電池に関する計算のデモンストレーションも合わせてご紹介いたします。

さらに、共催の高度情報科学技術研究機構（RIST）から吉澤香奈子氏を、東京科学大学（旧 東京工業大学）から安藤康伸先生を講師にお迎えし、関連内容について講義を行っていただきます。

吉澤氏には、スーパーコンピュータ「富岳」・HPCIの利用についてのご説明や、「富岳」における材料系アプリケーションの利用事例についてご紹介いただきます。特に「富岳」をWebブラウザのみで操作できる「富岳」OpenOnDemandについて詳しく解説していただきます。

安藤先生には、「機械学習MDの基礎とイオン拡散現象への応用」というテーマで、電池と機械学習MDに関連した講義を行っていただきます。機械学習MDに興味をお持ちの全ての方に、ぜひ聞いていただきたい内容となっております。

本セミナーは、Quloudデモンストレーションを通じて材料計算の基本を学ぶと同時に、当該分野の専門家から直接知識を得られる絶好の機会です。

周囲の方々もお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。